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川分周弥さん.JPG

5期生 川分周弥さん

 坂上ゼミ5期生の川分周弥さんにお話を伺いました。2021年6月20日にzoomを使用してインタビューさせていただきました。お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。

 

大学時代について

 

◆大学時代のことについて教えてください
 大学時代に目指していたことは、色々な経験を積むことでした。その為に、4年間で自分が出来る限りのことをしたいと考えていました。スノーボードサークルに入り、留学に行く前まではアイスホッケー部にも所属していました。アルバイトでは新聞社で記事の校閲を行っていました。大学2年次には、自分の視野を広げたいと考え、アメリカのオレゴン州ポートランドに約1年間留学も行いました。言語の壁や普段とは全く違う生活に苦労した部分も多かったですが、ホストファミリーや友人など、留学生活を通して、現在でも続く交友関係を築くことが出来たことは、学生時代の一番の思い出です。

 

◆ゼミを選んだ理由を教えてください。
 1年目は別のゼミにいましたが、たまたま同期の(澤田燎)と留学先が一緒で、そこで色々ゼミの話を聞いて楽しそうだったので、帰ってきてから面接を受けて、入れてもらいました。入りたいと思った理由は、ゼミで異文化コミュニケーションと開発デザインをやっていたためです。留学先のポートランドが開発で成功した例として有名な街だったので、開発に興味があり、坂上ゼミを志望しました。

 

◆ゼミ論のテーマを教えてください
 街づくりに関心があり、アメリカオレゴン州のポートランドに行ったので、そこのまちづくりについて書きました。「ポートランドのまちづくり」をテーマにしたきっかけは、ポートランドが今アメリカで最も住みやすい街だと知られており、実際に行ってみたらすごくいい街で、調べてみたいと思ったからでした。

 

◆坂上ゼミの活動で印象に残っていることを教えてください
 坂上ゼミでの一番の思い出は韓国合宿です。色んな地域と場所を回って、また電車に乗ったりして、その地域について調べたりしました。また、現地の学生さん達と食事に行ったり、話したり、交流しました。

 

◆就職する前に必ずやるべき活動、推薦したい活動はありますか
 異文化交流が出来るような経験をするべきだと思います。具体的には、留学も含め、海外の人と繋がるコミュニティーに入ったり、異文化を学べるような友人をつくったりなどです。そうすることで、自分の視野や考え方が全く変わってくるのではないでしょうか。お互いを知ることはとても大切だと思うので、自分から積極的にそういった機会に触れてほしいと思います。

仕事について

 

◆現在の仕事内容とお仕事を希望された理由について教えてください
 日本航空でパイロットとして働いています。
 様々な地域に旅行に行き、綺麗な景色を見て仕事をしたいという夢があり、パイロットに憧れていました。留学中、自分自身でパイロットを目指し、免許取得のための勉強をしている方と知り合ったことがきっかけで、その思いがより強くなりました。帰国後、パイロットの自社養成システムがあることを知り、インターンに参加するなど、本格的に志望するようになりました。
 
◆学生の頃から社会人になったことで変わった点や、仕事の際に心がけていることはありますか
 学生の頃に比べて、自分の判断・行動が他人に与える影響がかなり大きくなったと感じています。自分の行動一つで迷惑をかけてしまうこともあるし、感謝もされるし、より判断の選択が大事になったと思います。

◆ゼミで学んだことで社会人になって活かされていることはありますか
 年の離れた機長(1番年配の方で65歳くらい)などとコックピットで会話する際に、ゼミで学んだ美術の話や韓国の話を話題にできるなど、仕事を円滑にするために役立っています。

 

◆今のお仕事をされていて、やりがいを感じた瞬間や、逆に苦労したことはありますか
 以前から世界中を飛び回りたいという希望を持っていたため、そういった仕事に携われていることはやりがいだと感じています。フライトで色々なところに泊まって美味しいものを食べるのも日々のモチベーションになっています。逆に、多くのお客さんを安全に現地まで送り届けなければいけない責任は重いと感じています。また、心身ともに健康な状態を保つことも大変だなと思っています。
 
在学生へ向けてメッセージ

 

◆在学生に向けてのメッセージをお願いします
 人とか場所とか、自分が知らない世界にどんどん足を踏み入れてほしいです。
周りからどう思われたり言われたりしようと、自分がやりたいことは全部挑戦するべきだと思います。

インタビュー後の感想

 

●今回、学生生活から現在のお仕事に至るまで様々なお話をお聞きしましたが、事前にお送りしていた質問以外にも、快く答えてくださり、とても和やかな雰囲気で進めることが出来ました。学生生活や就職活動についてなどのアドバイスも伺うことができ、私にとって非常に良い機会となりました。お話を伺う中でも、川分さんの「自分がやりたいことは全部挑戦するべき」という言葉がとても印象的でした。新型コロナウイルスなどの影響で思うように出来ないことも多くありましたが、その状況を悲観することなく、後悔することがないようにこれから色々なことに挑戦し、経験を積んでいきたいと思います。(長山)

●川分さんは、すごくポジティブで、新しい事に挑戦される点でとても素敵だと思いました。私も将来、旅行・航空関連で働きたい気持ちがあるので、色々仕事のお話を聞くことができてアドバイスになりました。そして、アメリカでの交換留学や趣味、バイト等様々な大学時代に経験された話を聞きながら、私も卒業する前までもっと熱心に遊んで、学生時代にしか経験できない事をしながら残りの時間を送ろうと考えました!(イム)

●お忙しい中、急なご依頼にも関わらず、快くインタビューをお引き受けいただきました。長年の夢を実現し、現在パイロットとして活躍されている川分さんのお話は、私自身安定志向なので非常に学ぶ点が多く、良い刺激となりました。今後はもっと視野を広げ、様々なことに挑戦していきたいです。ありがとうございました。(岡部)

[聞き手:イム・岡部・長山]

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