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第2回笹谷さん① (1).jpg

8期生 笹谷真未さん

坂上ゼミ8期生の笹谷真未さんにお話を伺いました。2020年6月14日に、zoomを使用してインタビューを行いました。ご協力ありがとうございました!

大学時代について

◆大学時代のことについて教えてください

大学時代に興味を持っていたことは現代アートで、そのため坂上ゼミに入り、美術についてさらに深く学ぶことができました。熱中したことは、アルバイトとサークル活動でした。アルバイトはカフェでの接客と、popeyeやananを出版しているマガジンハウスでアシスタントの2種類でした。特にカフェでの接客が楽しく、就職活動時に営業職を希望するきっかけにもなりました。またアシスタント業務では、もともと雑誌を読むことが好きだったので雑誌を作る裏側を知ることができ、どちらもよい経験になりました。

サークル活動も2つの団体に所属しており、特にwaseda collectionの企画・運営に力を入れていました。早稲田祭を含む、ファッションショーを行う機会が年4回ほどあり、その企画をメインにモデルのハンティングから舞台演出までを担っていました。

◆坂上ゼミを選んだ理由を教えてください

もともとアートに興味を持っていたわけではなく、きっかけは大学1年生の時に受けた授業でした。その授業が、このゼミの教授でもある坂上桂子先生の講義「芸術と社会」でした。ニューヨークやパリを中心に、美術と社会を都市の切り口で捉えていくこと、そしてその都市とアートの共存に引き込まれました。この講義がきっかけでアート、特に現代アートに魅せられ、ゼミでもアートについて関わりたいと思い選びました。さらに実際に本場のアートを見に行きたいという思いから、5カ月ほどニューヨークに留学もしました。

ゼミ論は「ファッションビルの広告―パルコ、ラフォーレ、ルミネを中心に―」という題で、広告にみるアートを研究しました。坂上ゼミでは、画家や作品について研究することはもちろん、アートプロジェクトや写真、都市開発などのアートに関する幅広い分野でゼミ論を考えることができます。そのため広告のアートやキャッチーなフレーズについて取り上げ、アートに関することで自分の興味のあるテーマを軸にゼミ論を書くことができました。

 

◆就職先(進路)を決めた理由(就活で注意したこと、意識したことなど)はありますか

学部の授業やゼミで学んだ「都市」という視点から、何か街づくりに関わりたいという気持ちが生まれ、次第に「世の中の根本を支える仕事に携わりたい」という軸を持つようになりました。就職活動の際は、その軸に沿った事業内容なのか、さらにプライベートも重視していたため働き方の面にも注意して企業研究をしていました。見ていた業界としては、不動産や商社、さらにITなど、幅広い業界を視野に入れて就職活動を行っていました。最終的に不動産とNTT(現在勤めている会社)に絞りました。NTTは「日本電信電話公社」という国営を起源とする企業だったため、大規模なプロジェクトを進めることができる点、さらにプライベートを大切にしたいというところから福利厚生が手厚い点などを考慮し、現在の会社への就職を決めました。

仕事について

◆現在の仕事内容を教えてください

NTTデータでは、社会における様々なシステムの開発を行っています。具体例を挙げると、ユニクロのカード決済システムなどです。海外で始まったサービスをNTTデータが権利を得て日本で販売しており、そういったシステムの営業の仕事を行なっています。また、幅広く事業を展開しているので、同期の中でも一人一人担当している仕事が異なります。全く違う仕事内容なので、いろいろな話が聞けてとても面白いです。

◆仕事において楽しいこと辛いこと、やりがいは何ですか

正直、楽しいこと3割・辛いこと7割です。最も大変な部分には「緊張」があります。現在入社2年目ですが、すでに部長クラスの方や取引先の重要ポジションの方など、役職のある方とのやりとりを任されることがあります。また、社会人としての責任はやはり大きいです。自らの行動が会社の評価に関わってくると思い、普段の行動を気にかけることが増えました。楽しいことは、「使いやすい、使ってよかった」というような「ユーザーの声や変化を目で見て感じる」ことができる点です。また、他の会社が扱っていないものを販売しているため提案の幅が広がり、他社に比べて優位性があることもモチベーションの一つになっています。

◆ゼミで学んだことで社会人になって活かされたことはありますか

ゼミで学んだこととはあまり関連のない企業に就職したので、ゼミでの学びが直結しているわけではありません。しかし、坂上ゼミにはパワーポイントや資料作りが上手な人が多く、それが今の提案資料作りなどのヒントに役立っています。

◆学生から社会人になって変わったと感じたことを教えてください

物ごとに対する責任感をより強く持つようになりました。仕事では、総合職という仕事柄、契約社員や派遣社員の管理をすることも多く、その方たちに対する責任感を感じることもあります。自分が会社の一員である自覚を持ち、仕事はもちろん普段の生活においても気を引き締めて行動するようにしています。また、社会人になってからは平日が仕事で、学生時代に比べて自由な時間が少ないため、土日を有益に過ごそうと思うようになりました。

◆将来の夢、今後のヴィジョンを教えてください

現在ソリューション営業という仕事をしており、30歳くらいまでにその仕事を極めたいと思っています。もともと自分が希望していた部署に配属されているため、他の仕事も経験したいというよりも、まずは自分の今の業務を極めていきたいという思いが強いです。ただ、一回は、海外と仕事をする部署に行き、直接海外の人とやり取りをするような経験をしてみたいという思いもあります。部署間の移動については、自ら移動希望を申し出る場合と、移動を命じられる場合の2つがあります。自分で申し出る場合は、入社5年目以降に公募というシステムで移動を希望しますが、移動を命じられる場合は、人事異動というかたちで3〜5年のタームで部署移動が行われることが多いです。

在学生へ向けてメッセージ

◆学生に向けたメッセージをお願いします

社会人になってからは本当に自由な時間が限られてしまいます。自由に使える時間がたくさんある学生のうちに、ぜひ興味があることや、やってみたいことに時間をかけて取り組んで、学生生活を楽しんでください。

[聞き手:塚本・鈴木・野口 文責:神]

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