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8期生 岡田香桜さん

 坂上ゼミ8期生の岡田香桜さんにお話を伺いました。2021年7月11日にzoomを使用して、オンライン上でインタビューを行いました。お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました!

 

大学時代について

 

◆大学時代のことについて教えてください

 体育会のヨット部で部活メインの生活をして、葉山や江ノ島でヨットに乗っていました。平日は大学で授業を受け、休日や長期休みは合宿所で集団生活をしながら部活をしていました。上級生になってからは自分の練習だけではなく、組織作りに携わっていました。ヨット部の生活ではヨットだけに集中していたので、ゼミや学部の友達など文化構想学部にいた様々な方の感性に触れられるのは、私にとっていいリフレッシュになりました。

 

◆坂上ゼミを選んだ理由を教えてください

 坂上先生の「都市と美術」などの授業が好きで、このゼミに入りました。大学に入る前から旅行先などで美術館などに行くのは好きでしたが、美術やアートに関する深い知識があるわけではなかったので、様々な方向性でアートを好きな人たちと交流できて楽しかったです。美術作品単体というよりは、その空間や社会性、人々との関わりに関して興味がありました。

 

◆ゼミ論文のテーマについて教えてください

 就職先が決まってから卒業論文を書き始めたのですが、百貨店は美術作品を持っているので、その部署の働きや持っている資産で美術展を開催することがあります。そういった催しについての論文を書きました。

 

◆就職先を決めた理由を教えてください

 身近なもののなかに含まれた、心動かされる美しいものが人の生活を豊かにしてくれるということをゼミで学びましたし、私もそうだと信じています。新卒で入った百貨店(高島屋)は、人の生活を豊かにするところが魅力的だと感じ、就職先に選びました。百貨店に就職しようと思ったもう一つの理由は、バイヤーのお仕事をしたかったためです。まだ日本に広まっていない世界中の良いものを買い付けて、デパートで売るということに興味があったので、就職先に決めました。

 

仕事について

 

◆仕事の内容を教えてください

 一番初めに販売部署に配属されて、婦人服のフロアを担当していました。仕事内容としては、在庫管理、発注、検品、棚卸し、在庫チェックなど、販売に関する一連の流れをやっていました。人とコミュニケーションをとるのが好きだったので、販売の業務も楽しかったです。実際に上司の中でも育児をしながら役職についている人がいたりと、仕事と家庭を両立しながら働いている方を目にすることが多く、女性も働きやすい環境でした。

 

◆転職について教えてください

 交際している男性がいて、彼と一緒にいたいと考え、ハンガリーで仕事を見つけることができたので、転職を決めました。新卒で就職した時は転職については全く考えていませんでした。高島屋は若手でもいろいろなことに挑戦させてもらえたり、長く働ける場所だったりと魅力的だと感じていて、入社してからも周りの人に恵まれてお仕事ができていました。いつかハンガリーに行きたい気持ちもなんとなくありましたが、その時は現実的ではないと思っていました。実際に海外にいる人と一緒に暮らそうと考えた時に、ほとんど新卒で海外、さらに英語圏ではない国で、となった時に出来ることは本当に限られていて。今の会社とはご縁があって、ずっと夢見ていたことでもあったので、思い切って転職してみようという気持ちでした。今は日本の自動車の部品メーカーでのパーチェーサーで、部品を買い付けたりする仕事をしています。

 

◆就活している方、進路を決めようとしている方へのアドバイスをください

 長期的にずっと就活に向き合っているとストレスになるし、私は自分と向き合うのが嫌でした。自分のことを振り返ることや自分と向き合うことが苦手な方は、良いリフレッシュ方法などを見つけてください。就活から離れて自分を落ち着けたり、就活以外の別の何かを自分の中でキープして、逃げ道を作っておくと強くいられると感じます。切り離して考えられる何かを持つことが大事だと思います。

 

◆将来の夢、ビジョンについて教えてください

 ヨーロッパという恵まれた環境を活かして、いろいろなところに実際に行き、自分の目で見て様々なことを吸収していきたいです。学生時代は時間もお金もなく、海外旅行もできませんでしたが、今は時間が許す限り旅行したいです。

 

◆ハンガリーでの生活の楽しみ、魅力を教えてください

 ブダペストの街並みやドナウ川の景色はとても綺麗で、「ドナウの真珠」と呼ばれていてすごくロマンチックで素敵なところです。それ以外に陶器とか刺繍も有名です。実際に小さいお店や現地の人のお家にあるものなど、現地に住むことで見つけられるハンガリーの魅力や色使いを見つけることができました。ちょっとした日常でそういったものに出会えるのはすごく楽しいです。

 

在学生へ向けてメッセージ

 

◆在学生へ向けたメッセージをお願いします

 コロナでいろいろな事が出来なくなったということにガッカリしすぎる必要はなくて、自分だけではなく周りのどんな人も経験している事なので、出来ない事が出来るようになった時に補っていければいいと思います。その時々で人との出会いを大切にして、その人たちと真摯に向き合うことが大切だと思います。また、大学生はいろいろなことに挑戦したいタイプとじっくり一つのものに注力するタイプと様々だと思うのですが、自分がやりたいと思ったことに注力するのがいいと思います。

 

インタビュー後の感想

 

●海外でのお仕事に転職して日々充実した生活を送られていることから、行動力があり、自分の意思をしっかりと持っている方だと感じました。インタビューも、岡田さんがたくさんお話ししてくださったおかげで和気あいあいとした雰囲気で進めることができたと思います。岡田さんのメッセージを受け止め、これからの生活に役立てていきたいと思います。本当にありがとうございました。(帆足)

●人生なるようになる!という訪れる選択肢に対して、常に前向きに、そして冒険心を持って進んでいく岡田さんの考えに刺激を頂きました。先々のことに不安になるのではなく、そういった困難さえも楽しむ心が、人生を豊かにするように感じました。とても貴重なお話をありがとうございます。(長谷川)

●現実的ではないと思っていた海外での生活という夢を転職を機に叶えたというお話がとても素敵で感銘を受けました。私自身も今では難しいと感じるようなことでも今後チャンスが訪れた時に掴めるよう、今だから出来ることややりたいことに挑戦しつづけようと思いました。(日下)

 

[聞き手:帆足、長谷川、日下]

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